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Q&A

プログラムについて

Q.

「博士課程教育リーディングプログラム」とは何ですか?
従来の大学院プログラムとはどのように異なるのでしょうか。

A.

「博士課程教育リーディングプログラム」は、博士課程に進学する学生の中から、さらに優秀な学生を選抜し、国内外の第一級の教員のもとに集め、外部機関とも連携を図りながら、世界に通用する質の高い学位プログラムを提供する教育体制です。また、一研究者ではなく、広く産官学にわたって世界的な視野で活動できる先導的な人材を育成することを目的としています。

Q.

「インタラクティブ物質科学・カデットプログラム」とはどのような意味ですか?

A.

「インタラクティブ物質科学」とは、異なるフィールド同士が対話、結合することで、物質科学の発展を目指す、という概念です。インタラクティブ物質科学の概念のもとで、既存の物質内・間の相互作用・相関現象を探求・解明し、新しい機能をもつ物質の創成を目指します。
カデットプログラムとは、このような異分野同士の対話を可能にする「Materials Science Cadet = 物質科学の幹部候補生」を育成する教育プログラムです。
履修生には、自ら研究室・専攻・研究科・大学の枠を飛び出し、対峙する複数の手法や概念を貪欲に修得することが求められます。

Q.

端的に、本プログラムの意義はどのようなところにあるのでしょうか。

A.

「ものづくり」は、長い間日本の産業を支えてきましたが、現在、エネルギー・資源の不均衡や、円高、新興国の台頭、後継者の不足など様々な社会問題が日本のものづくりを衰退させています。今後も日本の競争力を維持するには、日本のものづくり産業が世界を牽引していくことは必須です。そのために、ものづくり産業を支え、研究や事業のイノベーションを牽引するリーダー的人材が、今、求められています
このような背景に立って、本プログラムは、日本のものづくり産業に対し、物質・材料科学の視点から問題解決を図るリーダーを育成する使命を負っています

Q.

大学院の教育プログラムでは、21世紀COEプログラムや、グローバルCOEプログラムでも院生を募集していますが、これらと「博士課程教育リーディングプログラム」との違いは何ですか?

A.

21世紀COEプログラムやグローバルCOEプログラムは、主として優秀な研究者を養成することを目的にしており、大学院の専攻を核として、国際的に卓越した教育研究拠点(Center of Excellence / COE)の形成を目指す取組を目指す点に特色があります。
一方、博士課程教育リーディングプログラムは、広く産学官にわたりグローバルに活躍するリーダーを養成することを目的としています。大学院教育の改革に重点を置き、既存専攻の枠組みに捉われず、専門分野の枠を超え、博士課程前期・後期が一貫した質の保証された学位プログラムを構築・展開しようとする点に特色があります。
博士課程教育リーディングプログラムは、大学院が担う役割の中でも、特に教育の側面を改革することを志向したプログラムでもあります。

Q.

このプログラムは博士課程前期・後期一貫プログラムということですが、必ず前期・後期の5年間を履修しなければいけないのでしょうか。

A.

はい、インタラクティブ物質科学・カデットプログラムは、博士課程前期・後期一貫のプログラムとなっています。よって、本プログラムでは最初の2年終了時点で修士として外部に転出する学生は想定しておりません。
5年間を本プログラムでの研鑽に費やす覚悟と情熱をもって履修に臨んでください。一方で、研究科での専門教育・研究の進捗があり、早期修了できる場合、プログラムでの修了要件も満たすことができれば、4年で修了できます。

選抜について

Q.

プログラムを履修するには、案内にある専攻に所属していなければいけないのでしょうか。

A.

はい、その通りです。履修生となるには下記のいずれかの研究科・専攻に所属していなければなりません。例外は認められません。
基礎工学研究科(物質創成専攻、システム創成専攻)
理学研究科(物理学専攻、化学専攻、高分子科学専攻)
工学研究科(マテリアル生産科学専攻、応用化学専攻、精密科学・応用物理学専攻、生命先端工学専攻)

Q.

プログラム履修資格を得るための選抜方法について教えてください。

A.

選抜は、学部における履修内容、学部成績、博士前期課程入学試験成績、小論文などの結果を総合的に判定する書類審査と、面接審査により行います。
詳細については、応募要項のページを参照してください。

Q.

プログラムの定員は何人でしょうか。

A.

各年度20人程度を予定しています。リーディングプログラムの趣旨にあった人材を選抜するため、定員以下の場合もあり得ます。

Q.

現在博士課程前期1年次に在籍していますが、応募は可能でしょうか。

A.

はい、博士課程前期1年次から、若干名の選抜を予定しています。

カリキュラムについて

Q.

特別科目とはどのようなものですか。

A.

既存のカリキュラムに加え、将来その専門性を活かして、産学官のリーダーとして活躍できるような下地となる様々なトレーニングを設定しています。
以下が特別科目として必須となります。

  1. 専門分野以外の物質科学を幅広く学ぶ為の「物性物理学入門(化学系学生向け)」「物質化学入門(物理系学生向け)」
  2. 3ヶ月間在籍する研究室を変えて研究活動に従事する「研究室ローテーション」
  3. 「物質科学英語1、2」
  4. 3ヶ月以上の留学による「物質科学海外研修1」
  5. 3ヶ月以上の国内の研究機関もしくは企業において指導教員の指導を直接受けずに(自立して)修業することを目的とした「物質科学国内研修1」

加えて、専門分野以外の物質科学における異分野専門科目も必須とします。
選択科目には、「物質科学キャリアアップ特論」「ナノテクキャリアアップ特論」などがあります。

Q.

物質科学に関する国際性を養う、ということですが、語学に関してはどのような教育プログラムがありますか。

A.

プログラムが必修・選択必修としているのは、「物質科学英語1、2」および、博士後期課程に該当する3年次以上では3ヶ月以上の留学による「物質科学海外研修」です。また、選択科目として「物質科学英語3」や「物質科学海外研修2」があります。
しかし、これらのカリキュラムを充分に活用するために、本プログラム履修中に研究活動及び海外での短期間の生活に必要な英語力(場合によっては留学先の最低限の英語以外の外国語能力)を自分で身につけることが求められます。つねに海外での活動を意識し、積極的に外国語でのコミュニケーションスキルを身につけてください

Q.

留学・インターンシップ先はどうやって決めたらいいのでしょうか?組織的な斡旋はありますか?

A.

本プログラムでは留学・インターンシップのための経済的支援は行いますが、参加学生が受身でただ機会を待っている姿勢は歓迎しません。
そのような姿勢では研修先さえ決定せず、結果として本プログラム最終合格は不可能です。
留学先・インターンシップ先の窓口は数多く準備していますが、それらへの参加可否判断は受け入れ先が行うので、本プログラムでの修学・研究を通して自ら研修資格を得る必要があることも覚悟してください
例えば研究施設への研修であれば共同研究先や国内外実験施設の研究者に参加を認められるべく修学・研究に励み、場合によっては直接事前交渉しなければなりませんが、それも本プログラムが想定する学修です。
企業へのインターンシップについても本プログラム参加学生が自動的に参加できるわけではなく、各企業での選抜試験に合格した上で参加することになります。

学位取得について

Q.

授与される学位は何ですか。

A.

所属する研究科の学位が授与されます。(※例えば基礎工学研究科であれば博士(工学)や、博士(理学)の学位。)なお、本プログラムを修了し、専門分野の学位を授与された者には、本プログラムを修了したことが付記された学位記が、交付されます。

Q.

このプログラムと研究科での専門教育の関係はどのようになっているのでしょうか?

A.

本プログラムを履修する大学院生は、在籍する研究科において、従来通り専門教育・研究指導を受けるとともに本プログラムのコースワークを履修することになります。

Q.

本プログラムでは、修士論文審査はないのでしょうか。

A.

プログラム履修生の所属する専攻によって、修士論文審査の方法が異なる場合がありますので、各専攻の本プログラム担当教員に問い合わせてください。

 

Q.

プログラムを修了すると、どのような資格がありますか。

A.

プログラム自体は、特定の学位や資格を授与するプログラムではありません。あくまで、国内外の一級の研究者のもとで、最先端の教育・研究環境を提供するプログラムです。

学生支援について

Q.

学生支援について教えてください。

A.

学業・研究に専念するために、学生の受給申請に基づき、選考を経た上で奨励金を支給する制度を用意しています。この奨励金は家計基準には拠りません。金額は、独立行政法人日本学術振興会特別研究員(DC)の研究奨励金に準じ、月額で支給します。
なお、奨励金は、課税対象となりますのでご注意ください。また、アルバイトなどは原則禁止となります。受給資格等の詳細は、履修生サポート/奨励金制度のページを参照してください。

Q.

自己都合で3年次の進級をやめる場合、奨励金は返還する必要があるのでしょうか。

A.

返還する必要はありませんが、心に留めておいてほしいことがあります。
奨学金の目的は、学生が経済的な心配をすることなく、博士の学位取得までの5年間、勉学に励めるよう支援することです。
リーディング大学院に参加する学生には5年間のプログラムをやり抜くという覚悟を持って参加していただきたいと思います。