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H30年度 第7回 固体物理セミナーを開催します

H30年度 第7回 固体物理セミナーを開催します

2018年11月12日

固体物理セミナー(平成30年度 第7回)

日時:11月12日(月)14:40-16:10
場所:基礎工学研究科 講義棟 B104号室
講師:新見 康洋 准教授
(大阪大学大学院理学研究科)
題目:「超伝導スピントロニクス」

要旨:
固体物理で出現する代表的な相転移現象は、超伝導と磁性である。この二つの相は、スピンという観点に立てば互いに相容れない性質をもつ。しかし、近年の微細加工技術の進展により、サブミクロンスケールで超伝導体と磁性体を接合させることが可能となり、これまでバルク固体結晶では観測できなかった現象が測定できるようになってきた。本講演では、特にスピン軌道相互作用の強いs波スピン一重項超伝導体を中心に、超伝導体中でのスピン緩和[1]と、スピン流-電流変換現象[2]について説明する。
超伝導体の中には、従来型のs波スピン一重項ではないクーパー対を形成する超伝導体も存在する。本講演では我々が最近取り組んでいるd波スピン一重項高温超伝導体Bi2Sr2CaCu2O8+(Bi2212)原子層薄膜[3]や、p波スピン三重項超伝導体の候補物質と報告されているBiNi[4]に関する結果についても紹介したい。

[1] T. Wakamura et al., Phys. Rev. Lett. 112, 036602 (2014).
[2] T. Wakamura et al., Nat. Mater. 14, 675 (2015).
[3] S. Suzuki et al., Appl. Phys. Express 11, 053201 (2018).
[4] X.-X. Gong et al., Chi. Phys. Lett. 32, 067402 (2015).

問合先:水島 健(基礎工D棟318号室)
Tel: 06-6850-6441
E-mail: mizushima@mp.es.osaka-u.ac.jp

* 固体物理セミナーは、物性・未来(物性系)M2必修科目「ゼミナールⅢ」に該当します。
* 第7回は都合により第6回より先の開催となります。

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