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本プログラムでは、物質科学分野での卓越した専門家を目指すことに加えて、将来その専門性を活かして、産学官にわたって活躍するリーダーを育成することを目指します。そのための下地となる様々な付加トレーニングを特別科目として設定しています。

従って、既存のカリキュラムを100とすると、特別科目・付加カリキュラムを合わせて百数十%のエフォートが必要です。

博士課程前期・後期一貫プログラム

プログラム及びカリキュラムは博士前期課程と後期課程の一貫した制度設計になっています。前期課程修了後に就職等で外部に転出する予定の学生は本プログラムに参加することはできません。

Qualifying Examination

Qualifying Examination(QE)とは、アメリカの博士課程教育で広く行われている、博士課程学生が博士論文研究を主体的に遂行できる基礎力を審査する仕組みです。
本プログラムでは、2年次終了時、および4年次終了時にQEを課し、博士論文執筆およびプログラム修了に必要な素養が各段階で蓄積されているかを評価します。

特別科目

従来の物質科学に関する各分野での講義や各研究室での研究に加えて、下記のものを例とするプログラム特別科目を提供します。

  • 専門分野以外の物質科学を幅広く学ぶ為の「物性物理学入門(化学系学生向け)」「物質化学入門(物理系学生向け)」
  • 3カ月、在籍する研究室を変えて研究活動に従事する「研究室ローテーション」
  • 「物質科学英語1、2、3」
  • 3カ月の留学による「物質科学海外研修1」
  • 3カ月の国内の研究機関もしくは企業において指導教員の指導を直接受けずに(自立して)修業することを目的とした「物質科学国内研修1」など。

研究室ローテーション

自分の専門以外の研究領域に属する研究室での研究・教育指導を体験(3カ月)することで、「高度な専門性」に加えて、1. 主専門とは異なる研究手法、研究領域をまたがる知識や視点を備えた「複眼的思考」「俯瞰的視点」、2. 専門分野の異なる研究者と議論できる「コミュニケーション力」を習得することが目的です。ローテーションがきっかけとなり、今まで交流のなかった研究室間で共同研究も始まりました。

物質科学国内研修

「物質科学国内研修1,2」では3か月間、大学の研究室を離れて異分野経験を行います。 企業の研究現場や技術開発に従事する、あるいは省庁等の組織の一員として活動する等の実践経験から、科学技術が実際に活用されるために必要となる視点の獲得、 チームやグループで仕事を進めるために求められるスキルへの気づきなど、プログラムが目指す「コミュニケーション力」、「柔軟性」、 「複眼的思考」の獲得を目指しています。
2018年12月には、文部科学省の進める「大学等におけるインターンシップ表彰」制度において、優秀な取り組みとして認められ、優秀賞を受賞しました。
企業でのインターンシップを主としていますが、連携先機関の理化学研究所、および情報通信研究機構といった、 世界に誇る最先端物質評価施設も国内研修先としています。

物質科学海外研修

「物質科学海外研修1,2」は最大3か月間、海外の企業や大学、教育研究機関における研究を主とするインターンシップです。
英語による研究ディスカッションや、研究室での生活により実践的なコミュニケーション力の習得はもちろん、 世界を相手に自らの考えを認めさせることができる「国際突破力」や、自分の主専門とは異なる研究手法、 研究領域に対する興味を持ち、「ものづくりと評価分析」、「理論と評価分析」などの複数の実践を伴う知識に立脚した「複眼的思考」、 さらには「俯瞰的視点」を養うことを目的に行います。

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