活動報告Reports
未来ICT研究所に見学に行きました。
2014年8月11日
2014.8.8 未来ICT研究所に見学・実習を行いました。2013年度から今回で2回目の研究所・施設見学会となります。
見学会へは、中谷泰博さん(1期生)、高椋章太さん(2期生)、今岡成章さん(1期生)、小倉大典さん(2期生)、田坂駿さん(1期生)、溝手啓介さん(1期生)、米田勇祐さん(2期生)ら7名のカデット生と基礎工学研究科の学生8名が参加し、飯島賢二特任教授、芦田昌明教授、臼井秀知特任助教が同行しました。
午前中は、「ナノICT研究室・超伝導グループ」「ナノICT研究室・有機ナノデバイスグループ」「量子ICT研究室」「バイオICT研究室」「CiNet脳機能計測研究室」のグループに別れて、午後の実習先についての検討を行いながら説明を聞きました。
午後からは、4グループに別れて実習を行った後、第一研究棟3FTV会議室にて、質問等全体でのディスカッションを行い見学・実習で体得した理解を深めました。そして、最後に学生・研究員・先生方を交えて懇親会を行いました。
未来ICT研究所での見学・実習・ディスカッション・懇親会を通し、カデット生は、未来ICT研究所で行われているさまざまな先端研究に触れることができました。今後も、カデットプログラムとの連携機関である未来ICT研究所への見学を計画しています。
見学会の実際の内容と様子
<実習の様子>
ナノICT研究室・超伝導グループ ナノICT研究室・有機ナノデバイスグループ
量子ICT研究室 バイオICT研究室
<総合ディスカッションの様子>
<懇親会の様子>
寳迫 巌 所長 ご挨拶 研究員の方とカデット生
「ナノICT研究室・有機ナノデバイスグループ」の実習で行った際に得られたITO実験の結果
(AFM画像:高椋章太さん提供)
<同行した先生から一言>
情報通信機構の未来ICT研究所に見学に行きました。情報通信に関する国策としての研究テーマに取り組む現場を訪問して、研究テーマの実態、所員方々の取組み姿勢、先端研究設備に触れることが目的です。
今回の見学は基礎工学研究科の集中講義「未来情報通信技術特論」と連携し実施しました。未来ICT研究所のご厚意により、全体見学を行った後に、希望の研究室に3時間ほど滞在して、実際に実験をしたり、研究員の方とディスカッションを深めるという研究室滞在型の見学会として実施しました。
実際に超伝導体薄膜を作成してデバイスを形成する、光共振器と組み合わせたイオントラップ電極を用いてCaイオンをトラップする実験、分子モーターの挙動解析、超高真空での物質表面観察など、大学では出来ない貴重な体験をしました。また先端研究設備の素晴らしい性能にも驚きながらの実験研修となりました。
懇親会では、取組んだ研究テーマについてさらに踏み込んだディスカッションや未来ICT研究所での研究生活の実態など、より具体的なテーマで和やかに交流が出来ました。台風接近にともない、屋外は雨、風ともに激しい状況でしたが、屋内では未来ICT研究所の所員の皆様と充実した時間を共有化出来ました。寶迫所長はじめご対応いただきました研究所の方々に感謝します。(飯島賢二特任教授)
〇見学会工程〇
- 10:30~12:00 研究所全体の見学会
- 12:00~13:00 昼食
- 13:00~16:00 実習
- 16:00~17:00 総合ディスカッション
- 17:00~18:30 懇親会
〇未来ICT研究室グループ名〇
- ナノICT研究室・超伝導グループ
- ナノICT研究室・有機ナノデバイスグループ
- 量子ICT研究室
- バイオICT研究室
- CiNet脳機能計測研究室