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修了生の岩切秀一さんがSEEDSプログラムの講師として講義を行いました

7月19日(土)に修了生(4期生)の岩切秀一さんが、高校生向けプログラム「大阪大学SEEDSプログラム」で行われる国際交流講義の講師として講義を行われました。岩切さんからのレポートが届いています。

********* 無課金研究のコツ ***********************************************************************************************************
この度、阪大SEEDSプログラムの高校生向けに、国際経験・キャリア・研究の工夫、について講演しました。受講生は、自身のテーマをもって研究室にも所属されている方々で、いずれの話も実感を持って受け止めてもらえたようです。
前半はスイス・イスラエルでの計4年間のポスドク経験を踏まえ、「じっくり研究に集中する」楽しさ・大切さを語りました。後半では、「高価な装置がなくとも、アイデアと工夫で研究はできる」というメッセージです。まずレーザーポインタの前に線香を置き、ビームを半分に割って光の干渉縞を作る実演を経て、電子の波動性を導入し、物性物理の研究紹介へつなげるよう工夫しました。
その結びに、グラフェン作りを実演しました。セロテープでサッと作って、顕微鏡で見える薄紫色のゴミのようなものが、「宇宙で一番薄い物質」であるという驚きは、学生の皆さんの励みにもなったようです。こうしたアイデア重視の研究のことを私は「無課金研究」と呼んでいます。最後に、私自身の「無課金研究」を紹介し、皆さんの学業・研究を同業者として応援しました。

物質・材料研究機構(NIMS)ナノアーキテクトニクス材料研究センター 主任研究員 岩切 秀一
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