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H28年度 第7回 固体物理セミナーを開催します

2016年10月6日(木)

第7回 固体物理セミナー

日時:10月6日(木)16:20-17:50
場所:基礎工講義棟B105
講師:田仲 由喜夫 教授(名古屋大学工学研究科)
題目: 「奇周波数クーパー対の物理 (最近の理論研究について)」

要旨:「クーパー対は2つの電子のペアで、ペア振幅という物理量で特徴づけられる。2電子の時刻の入れ替えに関して奇関数になるクーパー対を奇周波数ペアと呼ぶ。偶周波数ペアがスピン1重項偶パリティ、スピン3重項奇パリティであるのに対して、奇周波数ペアはスピン3重項偶パリティ、スピン1重項奇パリティとなる。
奇周波数クーパー対の研究は、1)バルクの超伝導状態としてペア振幅だけでなくギャップ関数(それに関連した秩序)が存在するのか、すなわち奇周波数超伝導体が存在するのか 2)バルクの超伝導(主たる超伝導)状態は、従来から知られている偶周波数ペアであるが対称性の破れにより奇周波数ペア振幅(ペア相関)が混在する(誘起される)のかという2つの大きな流れに分かれる。1)に関してはBerezinskii の研究以降[1]、強相関電子系で多くの研究が今日までになされている[2]。特に最近の2チャンネル近藤格子における計算は微視的ハミルトニアンに基づいて低温まで計算されている点で注目できる[3]。2)に関しては、強磁性接合で奇周波数ペアの存在がEfetovらにより指摘された。[4]一方で我々は、不均一系において並進対称性の破れに伴い遍く奇周波数ペアが存在することを明らかにした[5]。スピン3重項超伝導体接合の異常近接効果は、スピン3重項奇周波数ペアに起因すること[6]、アンドレーエフ束縛状態は奇周波数クーパー対を必ず伴うこと[7]、異方的超伝導体に現れる表面アンドレーエフ束縛状態[8]は、奇周波数クーパー対で記述できることを明らかにした[5,7,9]。またRashbaナノワイヤー・s波超伝導体接合系などの1次元的トポロジカル超伝導では、マヨラナフェルミオンがエッジに現れることが知られているが[10]、マヨラナフェルミオンが存在する時には必ず奇周波数s波のクーパー対がエッジに現れることを示した[11]。奇周波数ペアはパラマグネティックな磁気応答を示し[12]、今日トポロジカル超伝導を理解するうえで奇周波数クーパーペアという概念は非常に重要になっている[8,13]。
この発表では、これまでのバックグラウンドを紹介した後、最近の2つの成果を紹介したい。1つ目の成果は、2重量子ドットとs波の接合に関する研究である。この系においては、クーパー対が2つの量子ドットに相関を持ちながら分裂して近接効果をしながら浸入することが知られているが、ここでドットと電極の結合を制御することで奇周波数ペアの振幅を大きくできることを理論的に示した。特に非局所コンダクタンス測定を行い低電圧のコンダクタンスの符号により奇周波数ペアの検出ができることを明らかにした[14]。
2つ目の成果は2チャンネル近藤格子接合の理論である[15]。2チャンネル近藤格子においてはバルクの自己エネルギーに奇周波数ギャップ関数が現れる。2チャンネル近藤格子系の超伝導はバルクではディアマグネティックな応答を示す[3]。この系とKitaevモデルのような奇周波数s波のペアをエッジ状態として持つ系のジョセフソン効果を計算した。互いに異なる磁気応答の性質の奇周波数ペアの存在する系の接合であるが2チャンネル近藤格子はハミルトニアン形式で定式化することができたために、ジョセフソン電流は実数の量として求めることができた[16]。
奇周波数クーパー対の研究は、メゾスコピック超伝導・超流動、トポロジカル超伝導・超流動、そして強相関電子系の問題としてさらに発展するものと思われる。

[1]V. L. Berezinskii, JETP Lett. 20, 287 (1974).
[2] T. R. Kirkpatrick and D. Belitz, Phys. Rev. Lett. 66, 1533 (1991); A.Balatsky and E. Abrahams, Phys. Rev. B 45, 13125 (1992); V. J. Emery and S. Kivelson, Phys. Rev. B 46, 10812 (1992); Y. Fuseya, H. Kohno, and K.
Miyake, J. Phys. Soc. Jpn. 72, 2914 (2003); K. Shigeta, S. Onari, K.Yada, and Y. Tanaka, Phys. Rev. B 79, 174507 (2009); T. Hotta, J. Phys.Soc. Jpn. 78, 123710 (2009); H. Kusunose, Y. Fuseya, and K. Miyake, J.Phys. Soc. Jpn. 80, 054702 (2011).
[3]S. Hoshino, Phys. Rev. B 90, 115154 (2014); S. Hoshino and Y.Kuramoto, Phys. Rev. Lett. 112, 167204 (2014).
[4]F. S. Bergeret, A. F. Volkov, and K. B. Efetov, Rev. Mod. Phys.77,1321 (2005).
[5]Y. Tanaka, A. A. Golubov, S. Kashiwaya and M. Ueda, Phys. Rev. Lett.99, 037005 (2007).
[6]Y. Tanaka and A. A. Golubov, Phys. Rev. Lett. 98, 037003 (2007).
[7]Y. Tanaka, Y. Tanuma, and A. A. Golubov, Phys. Rev. B 76, 054522 (2007).
[8]S. Kashiwaya and Y. Tanaka, Rep. Prog. Phys. 63, 1641 (2000).
[9]Y. Tanaka, M. Sato, and N. Nagaosa, J. Phys. Soc. Jpn. 81, 011013 (2012).
[10]R. M. Lutchyn, T. Stanescu, and S. D. Sarma, Phys. Rev. Lett. 106127001 (2011); Y. Oreg, G. Refael, and F. von Oppen, Phys. Rev. Lett.105 177002 (2010); M. Sato, Y. Takahashi, and S. Fujimoto: Phys. Rev.Lett. 103 020401 (2009).
[11]Y. Asano and Y. Tanaka, Phys. Rev. B 87, 104513 (2013).
[12] S. Higashitani, J. Phys. Soc. Jpn. 66, 2556 (1997); Y. Tanaka, Y.Asano, A. A. Golubov, and S. Kashiwaya, Phys. Rev. B 72, 140503 (2005); T. Yokoyama, Y. Tanaka, and N. Nagaosa, Phys. Rev. Lett. 106, 246601 (2011); S. Suzuki and Y. Asano, Phys. Rev. B 91, 214510 (2015).
[13]T. Mizushima, Phys. Rev. B 90, 184506 (2014); M. Sato and D.Fujimoto, J. Phys. Soc. Jpn. 85, 072001 (2016).
[14]P. Burset, Bo Lu, H. Ebisu, Y. Asano, and Y. Tanaka, Phys. Rev. B,201402 (2016).
[15]S. Hoshino, K. Yada, and Y. Tanaka, Phys. Rev. B 93 224511 (2016).
[16]Y. V. Fominov, Y. Tanaka, Y. Aasno, and M. Eschrig, Phys. Rev. B 91,144514 (2015).

問合先:水島 健(基礎工D318号室)
Tel: 06-6850-6441
E-mail:mizushima@mp.es.osaka-u.ac.jp

* 固体物理セミナーは、物性・未来(物性系)M2必修科目「ゼミナールⅢ」に該当します。

H28年度 第6回 固体物理セミナーを開催します

2016年8月2日(火)

固体物理セミナー
(平成28年度 第6回)
(インタラクティブ物質科学カデットプログラム講演会)
INSD NanoScience Seminar (No.17)

Date and Time: Tuesday, August 2nd, 2016, 16:20-17:50
Place: Room A403, Graduate School of Engineering Science, Toyonaka Campus
Title: COHERENT PHOTONICS
WITH QUANTUM DOTS
Lecturer: Prof. Ulrike Woggon (Technical University of Berlin, Germany)

We give an overview about present concepts to exploit principles of nonlinear optics in ultrafast devices for telecommunication. Room temperature quantum-coherent effects such as Rabi-oscillations, pulse shaping and break-up are demonstrated with attosecond time-resolution. Femtosecond heterodyne pump-probe techniques are combined with cross-correlation pulse analysis [1] and quantum state tomography [2]. Applied to the transmission of a coherent state through an In(Ga)As based quantum dot optical amplifier, the Wigner function and the statistical moments of the field were extracted and used to determine the degree of population inversion and the signal-to-noise ratio in a sub-picosecond time window at room temperature operation. We can show that for suitably designed condensed matter systems, quantum-coherent effects are thus robust to be observable at room temperature, even in the presence of ultrafast dephasing, e.g. via electrically injected charged carriers.

[1] M. Kolarczik, N. Owschimikow, J. Korn, B. Lingnau, Y. Kaptan, D. Bimberg, E. Schöll, K. Lüdge and U. Woggon. Quantum coherence induces pulse shape modification in a semiconductor optical amplifier at room temperature. Nature Commun. DOI: 10.1038/ncomms3953 (2013).
[2] N. B. Grosse, N. Owschimikow, R. Aust, B. Lingnau, A. Koltchanov, M. Kolarczik, K. Lüdge, and U. Woggon. Pump-probe quantum state tomography in a semiconductor optical amplifier. Optics Express 22, 32520 (2014).

Contact Person: Prof. M. Ashida,
Division of Frontier Materials Science, Graduate School of Engineering Science
E-mail: ashida@mp.es.osaka-u.ac.jp

*固体物理セミナーは、物性・未来(物性系)M2必修科目「ゼミナールⅢ」に該当します

 

H28年度 物質科学特別講義を行います

2016年8月1日(月)

下記の通り、物質科学特別講義を行います。

講師は、Paris-Sud大学(パリ第11大学)のFrédéric Bouquet 先生です。

●開講日時:
8月1日(月)~8月5日(金)
各日2・3・4限 (10:30~12:00、13:00~16:10)

●講義タイトル: "Do-it-Yourself Students´ Lab"

●講義室:豊中・基礎工J棟地下B07-09号室

●講義内容:
この講義では、近年めざましく普及しつつあるArduino(アルドゥイーノ)という電子工作用のマイコンボードを用いて、自分たちで一から物理計測システムを作ります。
センサ、Arduino、自分たちで作成したプログラムを組み合わせて、実験を行い、データを取得し、解析します。
実験の好きな人、実験をやってみたい人、自分で測定系を組み上げたい人、ハードウェアを用いたプログラミングを学びたい人、英語の講義を受けてみたい人、普段はLabViewを使っているけれど他の言語に触れてみたい方、などなど、広く歓迎します。
通常の講義では学ぶことのできない貴重な体験をすることができるでしょう。
必要な器材(パソコン、Arduino、センサ等)やテキストは全てこちらで用意します。プログラムの予備知識は全く不要です。
物理学の知識としては高校生-大学1-2年生レベルで十分です。

詳細はこちら

*なお、このクラスの履修登録は、通常のKOAN登録ではなく、「履修登録用紙」を提出→事務局にてKOAN強制登録の形となりますので、添付の登録用紙に必要事項を記載し、提出期限までにカデット事務局まで提出して下さい。
物質科学特別講義履修登録用紙はこちら

カデットプログラム後援セミナーのご案内

2016年7月25日(月)

講師:Gwendal Feve氏
所属:CNRS - Laboratoire Pierre Aigrain
タイトル:Electron quantum optics in ballistic conductors
日時:2016年8月1日16:30-18:00
場所:理学研究科 H棟6階H601

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abstract:
Quantum effects have been studied on photon propagation in the context of quantum optics since the second half of the last century. In particular, using single photon emitters, fundamental tests of quantum mechanics were explored by manipulating single to few photons in Hanbury-Brown and Twiss and Hong Ou Mandel experiments.
In nanophysics, there is a growing interest to translate these concepts of quantum optics to electrons propagating in nanostructures. In particular, in ballistic quantum conductors, the propagation of electrons is not hindered by collisions and the phase of the wavefunction is preserved on a few microns which corresponds to the typical size of the conductor. One can then manipulate and study the coherence properties of electron beams in the electronic analog of quantum optics experiment. However, electron optics experiments differ strongly from their optical counterpart as electrons are interacting fermions.
After briefly reviewing the framework of electron quantum optics [1], I will illustrate it with experimental realizations in two-dimensional electron gases where the electronic propagation can be guided along one-dimensional channels by applying a strong magnetic field perpendicular to the sample. Using metallic gates as electronic beam-splitters, electronic interferometers can then be implemented. I will more specifically discuss the realization of the electronic analog of the Hong-Ou-Mandel interferometer [2,3] (see Figure) where single electronic excitations emitted on demand collide on a beam-splitter. Two-particle interferences between two indistinguishable single electrons can then reveal the coherence properties of single electron states.

[1] E. Bocquillon et al., Annalen der Physik, 526, 1?30, (2014)
[2] E. Bocquillon et al., Science 339, 1054 (2013).
[3] V. Freulon et al., Nature Communications, 6 6854 (2015).

【本件問合せ先】
 理学研究科 物理学専攻 小林研介教授

H28年度 第5回 固体物理セミナーを開催します

2016年7月25日(月)

固体物理セミナー
(平成28年度 第5回)
インタラクティブ物質科学カデットプログラム講演会) 

 日時:7月25日(月)16:20-17:50
場所:未来研究推進センターセミナー室G215-221
講師:石原 一 教授
(大阪府立大学大学院工学研究科 電子・数物系専攻 電子物理工学分野)
題目: 「ミクロとマクロを結ぶ光とナノ構造のインタープレイ」
 
要旨:「ナノ構造に閉じ込められた電子系」と「光電場」の空間構造はそれぞれ通常、微視的自由度と巨視的自由度として取り扱われる。これらの自由度は、光学応答解析の常套手段である「光の長波長近似」や「物質の双極子近似」の下では通常インタープレイすることはないが、近年、ナノからバルクへのクロスオーバー領域や、金属ナノ構造近傍において、上記近似の破綻と共に両者のインタープレイが顕在化する興味深い現象(非線形応答の巨大化や超高速化など)が明らかになってきた。
一方、共鳴的な光学応答を利用して、ナノ物質を力学的に操作する共鳴光マニピュレーションも、
光が微視的自由度と巨視的自由度を結びつけるところに特徴のある新しい光の利用法である。
本セミナーではこれらの話題に関わる講演者の最近の研究と関連の実験結果を中心に紹介する。
 
問合先:芦田 昌明(基礎工D416号室)
Tel: 06-6850-6506
E-mail:ashida@mp.es.osaka-u.ac.jp

*固体物理セミナーは、物性・未来(物性系)M2必修科目「ゼミナールⅢ」に該当します。

H28年度 第4回 固体物理セミナーを開催します

2016年7月13日(水)

固体物理セミナー
(平成28年度 第4回)
(インタラクティブ物質科学カデットプログラム講演会)

日時:7月13日(水)13:00-14:30
場所:基礎工学部 D404-408共用セミナー室
講師:山口 浩司 上席特別研究員 (NTT物性科学基礎研究所)
題目: 「マイクロメカニカル共振器による電気的フォノン制御」

要旨:片持ち梁や両持ち梁、メンブレンなどの微小な人工板ばね構造は、超小型かつ高集積化可能なセンサ・フィルター・信号処理デバイスなど多様な用途に応用が期待される「マイクロ・ナノメカニカル共振器」として昨今研究が盛んに行われている。我々はこれまで圧電半導体であるGaAs/AlGaAsヘテロ構造より作製した機械共振器を用い、パラメトリックな共振特性の変調技術により、その振動を電気的に生成・検出・周波数変換する技術の研究を進めてきた[1-4]。共振器中の機械振動は、物質の弾性波である音響フォノンの古典状態(コヒーレント状態)が人工構造により閉じ込められたものと考えることができるため、この圧電制御技術は音響フォノンの生成や検出、エネルギー変換の電気的制御を実現する有効な手法としての展開が期待される。特に、機械共振器の周期的連結構造は、フォトニック結晶などと同様にフォノンのバンド構造を有することが期待され、それにより実現した「フォノニック結晶」に上記圧電制御技術を組み合わせれば、フォノンの伝搬を電気的に制御することが可能になる。本講演では、このような視点により我々がこれまで行ってきた機械共振器のパラメトリック制御技術 [1-3] ならびにそのフォノニック結晶導波路への応用 [4] について紹介する。また、高周波かつ極低温においては、フォノンの量子力学的な性質が出現する。フォノン制御技術の基礎科学分野における将来展望の一つとして、単一フォノン制御などをも含めた量子フォノニクス分野の最近の研究動向と、我々の試み [5] についても時間の許す範囲で紹介する。

[1] I. Mahboob and H. Yamaguchi, Nature Nanotechnol. 3, 275 (2008).
[2] I. Mahboob, K. Nishiguchi, H. Okamoto, and H. Yamaguchi, Nature Phys. 8, 387 (2012).
[3] H. Okamoto, et al. Nature Phys. 9, 480 (2013).
[4] D. Hatanaka, I. Mahboob, K. Onomitsu, and H. Yamaguchi, Nature Nanotechnol. 9, 520 (2014).
[5] Y. Okazaki, I. Mahboob, K. Onomitsu, S. Sasaki, H. Yamaguchi, Nature Communications 7, 11132 (2016).

問合先:井元 信之(基礎工D407号室)
Tel: 06-6850-6445
E-mail:imoto@mp.es.osaka-u.ac.jp

*固体物理セミナーは、物性・未来(物性系)M2必修科目「ゼミナールⅢ」に該当します。

「阪大院生五者知の横断」 開催のご案内

2016年7月10日(日)

7月10日(日)に大阪大学の博士課程教育リーディングプログラム履修生企画による研究会が開催されます。

詳細はこちら ⇒

「阪大院生五者知の横断」

第4回全国博士課程教育リーディングプログラム学生会議開催のご案内

2016年7月8日(金)

第4回全国博士課程教育リーディングプログラム学生会議が千葉大学主催により開催されます。

開催日時:2016年7月 8日(金) (開場 17:30) より
2016年7月10日(日) (閉会 12:00) まで
会    場: 幕張メッセ・国際会議場(千葉県)
参 加 費 : 4000円  ※7/8・9・10参加プラン及び7/9・10参加プラン、いずれも同額
懇親会費 : 7/8(金) 2000円、7/9(土) 3000円
参加申込:5月15日までウェブサイトにて参加受付
[ リーディング大学院生限定 ]

ウェブサイト https://sites.google.com/site/the4thstudentmeeting/home

H28年度 第2回 固体物理セミナーを開催します

2016年6月8日(水)

固体物理セミナー
(平成28年度 第2回)
(インタラクティブ物質科学カデットプログラム講演会) 
 
日時:6月8日(水)16:20-17:50
場所:基礎工学部附属未来研究センター G215セミナー室
講師:長谷川 剛 教授
(早稲田大学理工学術院先進理工学研究科)
題目: 「走査型プローブ顕微鏡を用いた原子・分子操作」

要旨:走査型プローブ顕微鏡を用いることで、個々の原子や分子を操作することが可能になっている。任意の位置に原子を配置することで、新しい機能を実現することもできる。本セミナーでは、走査型プローブ顕微鏡を用いた原子・分子操作について、その歴史的な研究成果と最近の成果を取り混ぜて紹介する。

問合先:夛田 博一(基礎工D321室)
Tel: 06-6850-6430
E-mail:tada@mp.es.osaka-u.ac.jp

*  固体物理セミナーは、物性・未来(物性系)M2必修科目「ゼミナールⅢ」に該当します。

H28年度 第3回 固体物理セミナーを開催します

2016年5月23日(月)

固体物理セミナー
(平成28年度 第3回)
(スピントロニクス学術連携研究教育センター共催)
(インタラクティブ物質科学カデットプログラム講演会)

Time: 13:00-14:30, 23th (Mon) May, 2016
Place: C419-423
Lecturer: Prof. Dr. Christian Heiliger
(Institut fur Theoretische Physik, Justus Liebig University Giessen, Germany)
Title:Theoretical description of transport in nano-structures
Abstract:
For materials three transport parameters are important, the electrical resistance, the thermal resistance, and the Seebeck coefficient. In this lecture I show different ways of describing these transport properties theoretically. For this purpose, I discuss different length scales and the corresponding transport regimes. The transport can be coherent or diffusive depending on the material and the length scale. Consequently, there are different types of theoretical approaches to describe the transport properties. I discuss classical, semi-classical, and quantum mechanical models. This includes the network model, the Boltzmann equation, and the Landauer formula. As an example I show how macroscopic devices can be simulated by a network model including local microscopic coherent transport properties. This way one can analyze the influence of e.g. coherent interfaces on the transport properties of the whole device.

問合先:鈴木 義茂 (基礎工D棟409号室)
Tel:06-6850-6425, E-mail:suzuki-y@mp.es.osaka-u.ac.jp

* 固体物理セミナーは、物性・未来(物性系)M2必修科目「ゼミナールⅢ」に該当します。

H28年度 第1回 固体物理セミナーを開催します

2016年4月25日(月)

固体物理セミナー(平成28年度 第1回、インタラクティブ物質科学カデットプログラム講演会) を下記の通り開催いたします。

日時:4月25日(月)16:20-17:50

場所:基礎工学部 D404-408講義室

講師:榎 敏明 (東京工業大学)

題目: 「ナノグラフェンの分子科学」

要旨:無限個のベンゼン環が縮合してできる2次元原子層物質グラフェンをナノサイズに切ると

ナノグラフェンができる。このようにしてできるナノグラフェンには様々な大きさ、様々

の形のものがあり、その電子構造はナノグラフェンの端の幾何学形状に大きく依存する。

アームチェア型端をもつナノグラフェンでは、電子波の干渉効果により定在波が形成され、

電子構造にエネルギーギャップを生じ、安定化される。一方、ジグザグ型端をもつナノ

グラフェンでは、端に局在し、スピン分極した非結合電子状態(エッジ状態)が形成され、

電子的・磁気的・化学的活性の起源となる。また、このような端の幾何学構造に加え、

端に結合する官能基の種類によっても電子構造は大きな影響を受ける。

本セミナーでは、このようなナノグラフェンの電子構造をトンネル顕微鏡、原子間力顕微鏡、

ラマン効果の実験と電子状態計算の結果を踏まえて議論する。

 

問合先:草部浩一(基礎工D316室)

Tel: 06-6850-6406

E-mail:kabe@mp.es.osaka-u.ac.jp

 

  • 固体物理セミナーは、物性・未来(物性系)M2必修科目「ゼミナールⅢ」に該当します。

インターンシップ報告会(海外)を開催します

2016年3月18日(金)

カデットプログラムでは、このたび インターンシップ報告会(海外)を開催します。
事前申込みは不要ですので、インターンシップやカデットプログラムに興味のある方はお気軽に
ご参加ください。

日時: H28年3月18日(金)13:00 ~ 14:50
場所: 豊中キャンパス 文理融合棟7階 講義室3

インターンシップ報告会(海外)

インターンシップ報告会(国内)を開催します

2016年3月17日(木)

カデットプログラム インターンシップ報告会(国内)を開催します。
事前申込みは不要ですので、インターンシップやカデットプログラムに興味のある方はお気軽に
ご参加ください。

日時: H28年3月17日(木)13:00 ~ 16:10
場所: 豊中キャンパス 文理融合棟7階 講義室3

インターンシップ報告会(海外)

H27年度 第8回 固体物理セミナーを開催します

2016年1月19日(火)

固体物理セミナー
(平成27年度 第8回)
(インタラクティブ物質科学カデットプログラム講演会)
日時:平成28年1月19日(火)14:40-16:10
場所:基礎工学部 B204講義室
講師:白井 正文(東北大学 電気通信研究所)
題目: 「スピントロニクス材料の理論設計」

要旨:インターネットを利用した動画の配信に代表されるように、全世界で創出されるデジタルデータは増加の一途をたどっています。この大量のデータを有効に活用すると共に次世代に受け継いでいくためには、情報通信技術のたゆまない進歩が不可欠です。このセミナーでは、超低消費電力での情報処理を支える基幹技術として注目されている「スピントロニクス」において、新物質の創製が飛躍的発展に果たす役割について述べます。特に、スピントロニクス素子に利用される高スピン偏極材料ならびに高磁気異方性材料の開発の現状を紹介し、今後の課題について議論します。また、優れたスピン機能材料を理論設計した実例に基づいて、計算機を利用した物質・材料設計の将来について展望します。

問合先:鈴木 義茂 (基礎工D棟409号室)
Tel: 06-6850-6425
E-mail:suzuki-y@mp.es.osaka-u.ac.jp

固体物理セミナーは、物性・未来(物性系)M2必修科目「ゼミナールⅢ」に該当します。

H27年度 第9回 固体物理セミナーを開催します

2016年1月7日(木)

固体物理セミナー
(平成27年度 第9回)
(インタラクティブ物質科学カデットプログラム講演会)

Time: 14:40-16:10, 7th (Thu) January, 2016
Place: B105 (1F of Bld. B, Graduate School of Engineering Science)
Lecturer: Prof. Dmitry Turchinovich (Max Planck Institute for Polymer Research)
Title: Direct look at ultrafast dynamics of charge, lattice and spin with THz spectroscopy

Abstract: Ultrafast terahertz spectroscopy allows one to observe the dynamics of charge, lattice and spin in solids on the most elementary timescale: in the regime ωτ 〜 1, where ω is the electromagnetic wave oscillation frequency, and τ is the characteristic timescale at which the effects like electron momentum scattering, lattice oscillation, and spin precession occur. In this presentation, after a brief introduction and overview of my group activities, we will review two recent case studies: ultrafast electron transport in graphene, and fundamental observation of spin-dependent Mott scattering in ferromagnetic metals.

References:
[1] Z. Mics et al., "Thermodynamic picture of ultrafast charge transport in graphene," Nature Communications 6, 7655 (2015).
[2] Z. Jin et al., "Accessing the fundamentals of magnetotransport in metals with terahertz probes," Nature Physics 11, 761 (2015).

問合先:夛田 博一 (基礎工D棟321号室)
Tel:06-6850-6430, E-mail:tada@molectronics.jp

* 固体物理セミナーは、物性・未来(物性系)M2必修科目「ゼミナールIII」に該当します。

インターンシップ報告会を開催します

2015年12月24日(木)

下記の通りインターンシップ報告会を開催します。
事前申込みは不要ですので、インターンシップやカデットプログラムに興味のある方はお気軽に
ご参加ください。

日時: H27年12月24日(木)13:00 ~ 16:00
場所: 豊中キャンパス 文理融合棟7階 講義室4

インターンシップ報告会

 

 

H28年度 4期生履修説明会を開催します

2015年12月10日(木)

カデットプログラムでは4期生を募集するにあたり履修説明会を開催いたします。
説明会ではプログラムの概要説明や皆さまからのご質問にお答えする機会を設けています。
来年から大学院へご進学の皆さまは、この機会にぜひお越しください。

12月10日(木)
13:00~14:00 (吹田)工学研究科・M4-201講義室
16:00~17:00 (豊中)文理融合棟7階・共通講義室3

H28年度 4期生履修説明会

第2回 大学院リーディングセミナー ~物質科学最前線と未来創造~を開催します。

2015年12月7日(月)

東京大学と大阪大学のリーディング履修生が企画・運営し今回は第2回目の開催となります。
「リーディング学生の交流」を大きな軸とし、若手研究者のご講演等を聴講することでリー
ディング生自身の研究の新たな視点を取り込み、活発な議論を生み出すことを目的としています。

日時:2015年12月7(月)8(火)
場所:東京大学 本郷キャンパス
理学部化学本館の5F講堂及び3F会議室

プログラム&アブストラクトPDF

第2回 大学院リーディングセミナー

SMW賞受賞者講演会を開催します

2015年12月4日(金)

 

Sir Martin Wood Prize Lecture inOsaka University

事前申込み不要、参加費無料にてご参加いただけます。

プログラム

【日時】2015年12月4日(金)
【会場】大阪大学豊中キャンパス基礎工学部国際棟シグマホール

 13:30-13:35

開会挨拶

木村剛氏(大阪大学基礎工学研究科教授)

13:35–13:45

サー・マーティン・ウッド賞と今年度受賞者のご紹介

福山秀敏氏(サー・マーティン・ウッド賞選考委員長/

東京理科大学総合研究院院長

13:45 -14:25

第17回(2015年)サー・マーティン・ウッド賞受賞佐藤琢哉氏

九州大学大学院理学研究院准教授

「偏光を用いた反強磁性体・フェリ磁性体における磁気励起の光学的

生成と制御」

14:25–15:05

第10回(2008年)サー・マーティン・ウッド賞受賞小野輝男氏

京都大学化学研究所教授

「スピントロニクスからスピンオービトロニクスへ」

15:05–15:10

閉会挨拶

三浦登氏(ミレニアム・サイエンス・フォーラム会長/東京大学名誉教授)

15:10–16:00 交流会

 

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